1日目
インフルエンザの予防接種を受けたこと以外特別なことはなく元気に過ごしていましたが、夜、なんとなく眠りが浅い。そして夜中、起きたり寝たりを繰り返し始め、まるで陣痛が始まった様な感じ。ただの愚図りとは様子が違い、「なにかおかしい!」と思って、とりあえず保健センター(夜間救急)に電話。しかし小児科医は不在で、けいちゃんの様子を伝えても「う~ん、なんでしょうねぇ?」とすっとぼけた返答。するとついにけいちゃんが嘔吐!小児科医が当直している病院を教えてもらい、急いで車を走らせました。病院に着くまでに吐くこと4回。車の中でもゲロゲロ。ぐったりして顔は真っ青。
しかし、そこの病院の小児科医も「ただ機嫌悪いだけじゃないの?」とちゃんと診てくれず。「機嫌悪いんじゃないです!いつもと全然違います!陣痛みたいに繰り返し痛がっているんです!」と、思わず医者に向かって言ってしまいました。そこで先生、渋々「便秘かもしれないから浣腸する。」とのこと。わたしと旦那さんは診察室から追い出され、その間わたしは「あの先生、ほんま大丈夫なん?ちゃんと診てくれてるん?」と、不信感を募らせていました・・・。
しかし、浣腸してもうんちはでない。先生、ここでやっと「これはおかしい」と思ってくれた様で、レントゲンやらエコー等色々検査をしてくれ・・・「腸重積の疑いがあるので、このまま入院してもらいます。朝になったら、高圧浣腸をして治療(兼、診断)しますが、もしそれでも治らなかったら開腹手術です。」と言われ、不安いっぱい・・・。けいちゃんは痛みが落ち着いたのか、痛みより眠さが勝ったのか、点滴をうたれながら2時間ほどすやすや眠ってくれました。旦那さんはどうしても仕事を休めないということで帰宅。わたしは病院に残りましたが、不安で一睡もできず。

2日目
朝になって、やはり痛いのか起きたらすぐに号泣。だっこしてレントゲン室へ。そこで大勢の医師と看護師に囲まれ、押さえつけられ、高圧浣腸。この間わたしは外で待機していましたが、じっと座っては待っていられず、けいちゃんの怯えた様な泣き声に「代われるのなら代わってやりたい。」とポロポロ涙が出てしまいました。
そして30分ほどたったときに中から「通った!」という声が聞こえて、治療が成功したとわかり一安心。すぐに中に入れてもらい、だっこさせてもらいました。
治ったとはいえ、24時間以内の再発が多いことと食事制限の必要があるため、まだ退院できず。この日はけいちゃん絶食の上、おもちゃも絵本も持ってきていないので相手をするのが大変でした・・・。それに、造影剤も入れているのでハンパではない下痢をしまくり。おむつの外にあふれてベッドがべちょべちょになるくらいの量なので、本人も不快で号泣・・・。
夕方になって、旦那さんが仕事を早く切り上げてくれ(夕方に帰ってきたのは初めて!)、付き添いをタッチして荷物を取りに家に一時帰宅。わたしがいなくなって大丈夫かな?と心配しましたが、旦那さんとご機嫌に遊んでいました。ごはんはまだ食べられないけど、母乳や水などの水分摂取の許可が出ました。
そして、ママ友達が心配して病院にかけつけてくれました。「実家も遠いし、旦那さんも忙しいし、ひとりで心細いよね。」と励ましてくれました。疲れがふっとぶくらい、嬉しく元気になれました。
とはいえ、昨夜から一睡もできなかったわたしは、消灯時間前、けいちゃんより先に眠ってしまいました(^^;)

3日目
24時間たっても再発がなかったので、とりあえずほっ。
今日から食事の許可がおり、離乳食のような柔らかいごはんを食べられる様になりました。しかし、元々おかゆがあまり好きではないけいちゃん、あまり食べてくれず。心配は心配だけど、あんなことがあったんだから仕方ない。
安静を言い渡されているのでベッドから出られず、せっかく(?)あるプレイルームにも行けず。でも、ベッドの上で飛び跳ねたり走り回ったり、食欲は戻らなくても元気いっぱい。何度点滴をつけ直してもらうためにナースコールしたか・・・(^^;)
旦那さんが来られず自分の食料を調達できなくて、けいちゃんの残したごはんを食べることで食事を済ませていましたが、また別の友達がパンをたくさん持ってきてくれ、退院まで食いつなぐことができました!
おならもプープー出始めて(いつもよりくさいしめちゃくちゃ多い!)、腸が正常に動き始めたと実感できました。「明日の午後に診察をして、問題なかったら退院です。」と言われ大喜び(^^)

4日目
まだ食欲は戻らないけど、元気いっぱい!遊び相手をしつつ、退院の用意。この日も何度ナースコールで「すみません・・・点滴が・・・」と言ったことか(^^;)包帯をとったり、管をかんだり、ひっぱったり・・・。
この日はボランティアさんが絵本の読み聞かせをしてくれる日で、けいちゃんも数冊読んでもらいました。一番のお気に入りが「
きんぎょがにげた」でした。1度目はきんぎょを見つけるのに時間がかかったのですが、2度目はすぐに見つけて得意げ。記憶力がすごい?!と親ばかになって褒めまくってしまいました。
そして午後、診察。おなかの音もいいし、特に問題がないので退院の許可がでました!点滴を外すときは大泣きしたけど、やっぱり点滴をつけていない状態は嬉しい様で、ご機嫌になりました(^^)
最後は、顔を見るだけで泣いていた先生達にも笑顔で「バイバイ」。先生達も笑顔で見送ってくれました。
しかし、けいちゃん、久々に歩いたからか、階段でもフラフラで上手に降りられず(^^;)すぐに疲れて、すぐにだっこ~で、荷物をいっぱい抱えてるわたしを看護婦さんたちが「大丈夫?その荷物でだっこで、駐車場まで行ける?」とめちゃくちゃ心配されました(^^;)
家に帰ったら、洗い物や洗濯物(けいちゃんが吐いたものがついた衣類もあり・・・)など、すべて4日前のまま・・・お見舞いに来られないくらい忙しかったのでわかっていたものの、帰ってから働きものになりました(^^;)
この日は早めに旦那さんも帰宅し、久々に3人揃って夕食。やっぱり食欲は完全に戻っていなかったけど、家に帰ってこられて嬉しそうなけいちゃんでした。
・・・こんな感じの4日間でした。ずっと入院生活を送っている親子は大変だな~と心底思いました。わたしたちはたった4日間の病院生活でしたが、それでもやっぱり大変。それに、点滴でつなげられた我が子は痛々しすぎて、取ってやりたい・・・と思いました。子供も不安なのか、昼寝をしても度々起きて母親が近くにいるのを確認してまた寝る・・・という感じなので、離れられませんでした。なので、売店にも行けず・・・。(一度わたしが離れている間に起きて大泣き、看護師さんがだっこしてあやしてくれていました。)
そして、普段なら、ちょっとやそっとじゃ夜間救急にも行かないのですが、今回はいつもと様子が変だったので朝を待たず病院へ行って大正解でした。これはただごとではない、という母親のカンとでもいうのかな??遅かったら腸が壊死&開腹手術・・・考えるだけで恐ろしいです・・・。
けいちゃんの入院は実は2回目ですが、わたしも一緒に泊まり込んだのは今回が初めて。「あれも持ってきてない!これも持ってきてない!」と忘れ物がたくさんあったり(特に、携帯の充電器を忘れたのが痛かったです。)、300円で済む駐車料金を割引してもらわずに1500円払ったり、と気が動転しすぎて色々ミスをしてしまいましたが、もしまた入院することがあったらそのときはもっと要領よく対応できそうです・・・って、もう入院する様な怪我や病気はしてほしくないですけどね(^^;)
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